君を想った唄

日記、備忘録、そして宝箱。

30歳の有岡くんへ

2021年4月15日。

 

有岡くんが、30歳になりました。

 

 

 

私が有岡担になったのは2013年の春頃。

 

金田一少年の事件簿で山田くんの横でカメラを持ったクルクルパーマの有岡くん。

 

一方で、少クラの司会をしてメンバーと後輩、時には先輩とのトークをうまく回す有岡くん。

 

はじめちゃんにひっついて回る後輩で、頼りなさげに見えた佐木くんが、実は山田くんより年上のお兄ちゃんで、司会業も出来る凄く器用なタレントなんだというギャップに私は最初すごく惹かれたのかな、今思うと。

 

 

でもその後すぐに、有岡くんは少クラから消えた。

 

有岡くんの生存確認さえも月一のドル誌でしかできない時期に、私はライブや過去映像を見てひたすらに有岡くんへの愛を育ててた。だから余計にその最初の時期が辛かった。

 

そして有岡くんは屋久島に、一人旅に行った。

 

後に彼自身が語ってた事だけれど、あの時今までのものの何かが吹っ切れて、有岡くんは"自分らしさ"を武器にできるようになった。

 

元々器用な人ではあったから、どこか自分らしさを隠して今まで仕事してたんだなって。

 

自分らしさを武器に仕事をし始めた有岡くんを見て、私はさらに彼を好きになった。

 

カモナの始まりで楽しそうにセンターで踊る有岡くん。

 

ヒルナンデス!のゲストで最高視聴率を取って、レギュラーになった有岡くん。

 

あの時テレビの前で彼を応援してる自分は、8年経った今でも忘れられないくらいキラキラしてた。有岡くんの輝きが写ったんだね。

 

当時中学生だった私も、有岡担になった時の有岡くんの年齢に追いついたよ。

 

もちろん有岡くんも年を重ねて、でもやっぱり私の好きな有岡くんであることは8年間ずっと変わらなかった。

 

その数年でジャニーズはすごく変わったと思うし、事務所の中での立ち位置も後輩→中堅に変わってきて。

 

Twitterの世界にいると、ジャニヲタのみんなあって時代の流れに沿ってちゃんと自分の推しを次々に見つけてるんだよなぁ。

 

ヲタ卒する人もいれば、担降りする人も沢山見てきた。

 

最初の数年は「私も例に漏れずジャニヲタだし、いつか有岡担を卒業したり担降りするのかな」って思ってたんだけど。

 

8年も好きでいるともう私はジャニーズが好きとかっていうよりHey!Say!JUMPが特別好きで、有岡くんが特別好きなんだってことに気づいた。

 

ジャニヲタ特有の表現だった「自担」も、段々「推し」という色んな界隈の表現に存在感が薄れていっているような気がしてたんだけど。

 

有岡くんは「推し」というよりやっぱり「担当」の方がじっくりくるんだよなぁ。私的に。

 

もう担っちゃってるんだもん。

 

もちろん私は自分のことが誰よりも1番大事だし、自分の人生において私自身の家族、友人、恋人が大事なんだけど。

それと肩を並べる存在なのが「自担」で。

 

直接交わることはおそらくこの先もないのに、アイドルとしての有岡くんをずっと見守ったきたし、新しい仕事を自分のことのように喜ぶことができる。

 

考えてみたらすごく一方的で、見返りなんて求めてないのにずっと続けている不思議な関係。

 

でもそれがきっと「担当」なんだよね。

 

この言葉を当てはめた人凄いわ。言い得て妙。

 

だから昔や今より応援の仕方が変わっていったとしても、彼がジャニーズのHey!Say!JUMPの有岡大貴としていてくれる限りはずっとオンリーワンでナンバーワンの存在なんだと思う。これからも。

 

30歳目前。

 

2021年は、

 

冠番組が放送された。

 

主演のドラマがもうすぐ放送される。

 

大規模映画のメインキャストでもうすぐ公開が控えてる。

 

主演舞台ではプロデュース、脚本もやる。

 

ananで表紙も飾る。

 

たった4ヶ月でこれだけの喜びを与えてくれた。

 

この8年でいったら、数え切れないくらいの喜びを与えてくれた。

 

どの仕事も、彼が今まで培ってきた経験や実力、人望が垣間見えるものだから余計に嬉しくて、誇らしくて。

 

見た目とか性格とか、デビュー当時から変わらないなんてよく周りに言われてる大ちゃんだけど、変わらない人柄でいることがどれだけすごいことか。

 

その中で色んな努力をしてきたことも知ってるから。

 

こんなにHappyな気持ちで有岡くんの30歳を祝えること、本当に幸せ。ありがとう、有岡くん。

 

激動の芸能界の中で生きる有岡くんがいつまでも、私の太陽みたいな存在でいてくれることに感謝と期待を込めて。

 

有岡くん、

 

30歳、お誕生日おめでとう!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Hey!Say!JUMP「ファンファーレ!」のMVが良すぎる話

 

 

 

数万年ぶりに更新しました(ガチ)。

 

山田くん主演ドラマ「セミオトコ 」の主題歌である「ファンファーレ!」が発売して、MVを見た訳ですが。

 

それぞれの世界観が最高に夏のエモさを演出してて妄想が滾りに滾ったので一応ここに残しておこうと。

 

テーマは「一夏の恋」。

 

共通設定として、主人公(女)がお盆とか夏休みかなんかで実家の田舎に帰省して、彼と出会ったら再会したりありがちなやつです。メンバーによっては若干捻った設定もアリ。

 

オチは山田くんの台詞にもあるアレにしました。

 

読んでくださる人は主人公を自分に当てはめて妄想してみてください〜

 

さあいってみよー!!

(順番はメイキングで流れた順です。挿絵にMVとメイキングを使ってます)

 

 

 

中島裕翔ver.

 

お盆休みに田舎に帰って家の周りを散歩していると、高校のクラスメイトだった中島くんと偶然再会。お互いに帰省期間で、暇を持て余してたみたいだった。

 

『あのさ、もし暇なら…今から海行かない?』

 

高校生の時、仲良しグループの男女数人でそんな約束をしたっけ。結局雨が降って行けなくて、ちょっとガッカリした記憶。

 

あの頃に戻ったような感覚になったけど、目の前の中島くんはあの頃より何倍も大人っぽくなっていた。

 

そんな彼に言われたらなんか期待してしまうけど、きっと死ぬほどモテるだろうし今更私になんかに興味持つ訳ないよなぁ。

 

軽い気持ちで返事をして、真っ昼間から海へ。

 

やっぱり地元の海の近くに来ると夏は風が気持ちいい。

 

彼はぴょんっと身軽に堤防によじ登り、テトラポットに降りていく。

 

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「え、そこ降りていいの!?危ないよ、」

 

『いーの。相変わらず真面目だな。○○も来いよ!』

 

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大きな手が差し出される。恐る恐る一緒に降りていくと、上京してから都会に囲まれ、嗅ぐことのなかった懐かしい海の匂いがする。風も気持ちいい。

 

「海の匂いだ…」

 

『なー。なんか、安心する』

 

ぺたん、と堤防に胡座で座り込んで、空を仰ぐ彼。何故かその横顔は切なげに見えた。

 

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何考えてるんだろう。

 

『あの時…』

 

「え?」

 

『高2の時。クラスの奴らと、男女で海で遊ぼうって話、結局土砂降りのせいで無くなったじゃん。あの時○○もいて』

 

中島くんも、覚えてたんだ。

 

「ああ、そうだったね。懐かしい」

 

『俺さ、もしあの時海に行けてたら、言おうと思ってた』

 

「何を?」

 

『好きだって』

 

「…誰に?」

 

『そこまで聞く?今目の前にひとりしかいないのに』

 

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苦笑しながら、ちらりと私を見た裕翔くん。

 

どうしよう、心臓の音がやまない。

 

海の音でかき消されなきゃ、聞こえてしまいそう。

 

「…昔の話、だよね?」

 

『昔の話であってほしい?』

 

ドキドキがどんどん大きくなる。

 

堤防の上で座り込んでいる2人。

 

隣の裕翔くんの手が、ゆっくりと私の手に重なった。

 

 

『…忘れられないよ』

 

 

 

 

 

 

 

知念侑李ver.

 

実家に帰ったら、幼馴染の侑李がうちに遊びにきていた。

 

「あれ、侑李じゃん!」

 

『久しぶり。なんか…肥えた?』

 

「失礼な!侑李は縮んだんじゃないの、背」

 

『伸びてもないけど縮んでもないわ!笑』

 

そんな昔と変わらないやり取りをしながら、2人でいつも小さい頃に遊んでいた港の近くの船着場に久しぶりに行くことにした。

 

「侑李さ、昔ここで自転車の練習してたよね。なかなか乗れるようになれなくて。運動神経良いくせに」

 

『乗り物系は苦手だったんだよ。周りがみんな乗れるようになってた頃に、恥ずかしくて。意地になって練習してなかったら、○○が「練習行くよ!」って連れ出してくれたよな』

 

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「そうそう。結構時間かかったけど、ちゃんと乗れるようになって」

 

そんなことを話しながら、乗ってきた自転車でちりんちりんとベルを鳴らしつつ船着き場の間をゆっくり走る侑李。

 

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「でもさー、侑李途中から『もう練習くるな!』とか言ってきて私のこと避けてたよね。あれなんで?」

 

当時聞けなかったことをふと聞いてみると、侑李は少し黙って呟いた。

 

『そりゃ…好きな子にカッコ悪いとこ見せたくなかったからだよ』

 

「…え?」

 

キッと自転車が止まる音。

 

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船着場の間から吹き抜ける夏の海風が、心をざわつかせる。

 

『ちゃんと乗れるようになってからその姿見せたいじゃん。必死に努力してる姿なんてカッコ悪いし。子供ながらの意地ってやつ?』

 

「な、何言ってんの、冗談…」

 

思わず茶化した返しをしたら、振り返った顔は自転車に乗れなかったあの頃とはもう全然違っていた。男の顔。

 

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『ずっと…小さい頃から、変わってない。僕の気持ちは』

 

私たちはもう幼馴染の先に進めないと思っていた。

 

侑李にもいつのまにか可愛い恋人ができていて、私は心の中でちょっとだけ泣いて、ちゃんと笑顔で「おめでとう」と伝える。そんな事まで覚悟していたのに。

 

今年こそ、帰省して彼に会ったら、この初恋にケリをつけようと思っていた。

 

それなのに、彼は言ったんだ。

 

 

 

『…忘れられないよ』

 

 

 

 

 

 

 

 

髙木雄也ver.

 

大学の夏休みで実家に帰省した。

 

いとこが経営してるサーフショップに遊びに来ていたら、いとこの友達で近所に住んでた年上の雄也くんと再会した。

 

よく小さい頃から遊んでくれたっけ。

 

『え、もう大学生か。大人っぽくなったなー』

 

当時と同じように頭をくしゃくしゃと撫でられる。

 

大人っぽくなったと言われて舞い上がったけど、やっぱり子供扱いは変わらないみたい。

 

『そうだ、このあと暇なら海の近くまで連れてってやろうか。ちょうど車の修理終わったから』

 

久しぶりだ。よく勉強の息抜きにサーフショップに来たら雄也くんに会って、そのまま海まで連れて行ってもらったっけ。

 

オレンジのトラックに乗せられて、いつもの沿岸まで車を止めてくれた。あの頃と変わらない、目の前に広がる海。

 

『着いたよ』

 

サングラスしてる雄也くんが、あの頃よりもっとカッコよく見えてじっとを見つめていると、『…何、惚れた?』とか冗談交じりにサングラスをずり下げて覗いてくる。

 

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「そんなんじゃないから!」

 

図星突かれて思わず頑なに否定したら、ケラケラ笑う雄也くん。ほんと、ずるい。

 

一緒に車を降りたら、まだ昼間の暑い日差しが照りつける。

 

『ほら、こっち』

 

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優しく私を呼ぶ声にいちいちときめく。

 

…彼女とか、いるのかな。

 

いるよね。雄也くん昔からモテてたし、いつも違う女の人と一緒にいた。今もっとカッコよくなってるし。そろそろ結婚したっておかしくない。

 

『…彼氏とかいんの?』

 

「え?」

 

考えていたのと同じ話題を自分が振られて、動揺する。

 

「い、いないけど」

 

『ふーん』

 

なんでそんなこと、聞いてくるの?

 

いつものからかい?近所のお兄ちゃんとして心配してるとか?

 

「でも、サークルの先輩に今度ご飯行こうって言われたんだ」

 

嘘ではない。だけどこんなことわざわざ言ったって、雄也くんが気にするはずないのに。無駄な見栄を張ってしまった。

 

『…へー。よかったな』

 

その返しに思わずズキ、と胸が痛む。

やっぱり、どうでもいいよね。私のことなんか。

 

『○○はこれから彼氏作るんだなー。昔はあんなに俺のこと好きだってバレバレだったのに。生意気』

 

雄也くんは車に寄りかかりながらワザとらしく残念そうに言ってくる。

 

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「っ、そんなの昔の話でしょ!?私もう子供じゃな…」

 

気づいてたんだ、私の気持ち。

 

悔しくて、雄也くんの方を見れない。下を向きながらムキになって言い返そうとしたら、いつになく真面目な低い声に遮られる。

 

『…子供でいろよ。頼むから』

 

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見上げたら、目の前で雄也くんの顔が、切なそうに歪んでる。

 

「….え、」

 

『…さっき会った時、まじで綺麗になってて驚いた。女の子ってずるいな』

 

もう余裕なんてねぇよ、って。

 

返す言葉がなくて、きっと真っ赤なってしまっている顔を抑えていると、そんな私を見て雄也くんはまたいつもの余裕そうな微笑みに戻った。

 

 

 

『…忘れられないよ』

 

 

 

 

 

 

 

 

伊野尾慧ver.

 

実家に帰省してしばらく家に居たけど、うちはお盆に親戚が皆集まってくるから、賑やかを超えて五月蝿いくらいだ。

 

せめて実家にいるときくらい静かに休みたいのに。

 

毎年その五月蝿さにうんざりする時に息抜きで家を抜け出し、そのまま近所を散歩するのが習慣になっていた。

 

夏の夕暮れ時、18時ごろ。

もう涼しくなってくる。

 

日が沈む前の、夕日でキラキラ光る海をこの橋の上から見るのが大好きで。

 

このところ仕事やプライベートでも悩みが多かったからか、自然と心が安らぐ。

 

…そういえば、去年もこうしてここから海を見てたら、時々会う人がいたっけ。

 

同じ歳くらいで、女の子みたいに綺麗な顔をしてる男の人。どこの誰なのか、わからないけど。

 

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ふと目があったら、いつもふわりと笑いかけてくれて。どきっとした。

 

知らない人なのに、その人と言葉もなく夕日を見るのがすごく安らぐ時間だった。

 

ちょうどこの季節の、この時間帯。

 

そう、あの人影がある辺りに…

 

そう思ったら、過去の記憶と現実がリンクした。

 

間違いない。あの綺麗な横顔。

 

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どこか切なげに海を眺めて、そのまま夕日と海に溶けていきそうな儚さに包まれたような。

 

思わず見つめていたら、すっとこっちを振り向いた。

 

『…また会いましたね』

 

初めて声を聞いた。優しくて落ち着いた声。

 

「…よく来るんですか?ここ。綺麗ですよね夕日」

 

『そう。夕暮れ時に歩いてたら、まじで綺麗だなって。気に入った』

 

そう言った時の笑顔が壊滅的に可愛かった。あ、でも結構、背が高いことに気づいた。ちゃんと男の人だ。

 

「分かります、私も落ち着きたい時にここに来るんです」

 

『うん。あと、またあなたに会えるんじゃないかと思って』

 

さらりと続けたその言葉に、反応が遅れる。

 

「…え?」

 

『今年の夏も会えたら、名前を聞こうと思ってました。教えてくれますか?』

 

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あまりにも自然に聞かれたもんだから、流されている気もするけど、この人に流されるなら本望かも、って思ってしまった。

 

「…○○です」

 

『僕は慧です』

 

「慧さん…」

 

そうやってぽつりと会話をすると、歳も同じくらいだって分かって。自然とタメ口になっていた。

 

距離感が、不思議な人だな。でも嫌じゃない。

 

『不思議だね。数回しか会ってないし、話したこともなかったのに。このまま二度と会えなくなるのは嫌だなって思った』

 

「わ、私も!…もう一度会えたらって…思ってて…忘れられなくて」

 

食い気味にそう言うと、ははっ、と楽しそうに笑う彼。

 

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その笑顔に、私の心の中は変に落ち着きがなくなっていった。ここには安らぎを求めて来たというのに。

 

もっと見たい、色んな彼を。

ここから始まる何かを期待してしまう。

 

『うん、俺も』

 

彼は私の方に歩み寄り、優しく微笑んだ。

 

 

 

『…忘れられないよ』

 

 

 

 

 

 

 

 

八乙女光ver.

 

田舎に帰省して久しぶりに、近所に住んでた同級生の光と再会した。

 

小さい頃はよく遊んでたっけ。兄妹みたいに毎日外で探検とかして、私も男勝りだったし。

 

『今時間ある?面白いもの見せてやるよ』

 

光くんに言われるがまま、小学校の裏の茂みの中に入っていく。

 

「あっ、ここ…」

 

小さい頃に発見した無人小屋。ちょっと古かったけど意外としっかりしてて、ライフラインさえ通れば生活できるんじゃないかってくらい。

 

よく2人でちょっと修理したり色々持ち込んだりしてたっけ。雨の日は雨宿りして、そのまま夜になって帰れなくなって、次の日2人して親に怒られたり。

 

「懐かしい…まだ綺麗なんだ」

 

『実はさ、俺○○が上京してからもたまにここ来るんだ。落ち着きたい時とか1人で来て、のんびりしてる』

 

中に入ると、なるほど当時より綺麗になって、物も結構増えていた。大人になってからの方が手の込んだ修理もしやすい。

 

サーフボード、観葉植物、ウクレレも弾いて見せてくれた。

 

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多趣味だった光らしいというか。

 

『昔雷鳴って帰れなくなってさ、○○ずっと泣いてたよなー』

 

「そんなこと覚えてるの?やめてよ恥ずかしい」

 

でも確か、ずっと『大丈夫だから』って手を握ってくれてたっけ。

 

そんなとこも好きだったなぁ。

 

結局友達止まりのまんま、私は上京してしまった。

 

『飲み物持ってきた。飲む?ストローこんなんしかないけど』

 

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カップルで飲むようなストローで1つのコップに注いで飲んで、ちょっとドキッとしたり、ふざけて笑ったり。

 

楽しい、やっぱり彼といると。

嫌なことも全部忘れられる。

 

 

『…仕事、辞めたんだって?』

 

ふと、彼から話を振られる。

 

「え?あ、うん。人間関係で色々あって…疲れちゃって。弱いよねー私」

 

せめて明るく流そうとあはは、と笑って見せるけど、彼はそんな私も真剣な顔で見つめてきた。

 

『…もうずっとここにいればいいのに』

 

「…え、」

 

『2人でこうやって、またずっと一緒にいれたらって思ってた』

 

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私の方を見ないで言葉を続ける。

 

夏の日差しが、ちらちらと窓から入って、彼の顔を照らす。

 

さっきまでふざけてたくせに、ずるいよ。

 

「…なにそれ!なんかプロポーズみたいじゃん」

 

私はその空気に耐え切れず、思わずふざけた返しをしてしまう。

 

ひどい別れ方をした元彼となんか、光を重ねたくないのに。まだ浅い傷が、私をネガティブな思考に引っ張る。

 

というよりまた終わりが来てしまったら、今度こそ立ち直れない気がする。光にだけは、嫌われたくないから。

 

机に置かれていた私の手を、おもむろに光が掴んだ。

 

『…怖がらなくていい。俺は、昔からずっと○○を見てきたから』

 

“怖がらなくていいよ”

 

雷から守ってくれた時も、同じ顔をしていたね。

 

彼の大きな目に見つめられたら、私は動けなくなる。本当は、あの時から私もずっと。言いかけたら、彼が先に言ってくれた。

 

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『…忘れられないよ』

 

 

 

 

 

 

 

有岡大貴ver.

 

地元に就職した私は、ド田舎の実家暮らし。

 

とある休日、特にすることもなかったので母に頼まれた買い物に出かけた。

 

正面玄関より裏庭に回った方が早いと思い裏を回ると、庭に咲く紫陽花を見覚えのある背中の男の人が眺めてる。

 

あの後ろ姿…もしかして。

 

「…大貴?」

 

『おう。久しぶり』

 

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就職と同時に上京した2軒隣の家に住んでた幼馴染の大貴。相変わらずうちの裏口から勝手に入ってくる。我が家か?

 

『また帰ってきたの?ちょっと長期の休みになるとすぐ帰ってくるよね』

 

『なんだよその言い方。ほんとは寂しかったくせに強がってんだろ?』

 

相変わらず人懐っこい笑顔とからかうのが大好きな性格。

 

「あら大貴くん!ちょうどよかった、かき氷とラムネ用意したの。食べるわよね?」

 

縁側から顔を出したお母さんに促され、大貴は当然のように食べます!と喜んだ。

 

 

『…っんー!冷てぇけどうま!』

 

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「やっぱ大貴くんはなんでも美味しそうに食べてくれるからいいわねー、○○のお婿に来て欲しいわ」

 

お母さんは大貴に会うたび昔からずっとそれを言ってる。それに対する大貴の返しも決まってて。

 

『俺、嫁に取る派なんで!』

 

おきまりの流れに2人で笑ってるのを、呆れたように眺める私。この光景もいつも通り。

 

昔は意識してたから「婿なんて言わないでよ!」って必死に怒ったけど、大貴の返しを聞いてとっくに失恋した気でいたからもうなにも感じない。

 

お母さんが片付けに行ってしまってから、大貴は立ち上がって縁側をふらふらと歩いてる。

 

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沈黙に慣れないでいると、ふと大貴が振り向いて切り出した。

 

『…俺今年からこっちの支社配属になった』

 

「…え?なんでまた急に」

 

「んー、ずっと希望出してたんだよな。今年やっと通って、秋からこっちに住む」

 

「そうなの?意外」

 

『ずっと帰ってきたかったよ。ちゃんとした仕事で、このド田舎でも稼げるようにさ』

 

「…へー、なんで?」

 

大貴は向こうできっと彼女とかできて、結婚するもんだと思ってた。

 

純粋な疑問から問うと、大貴はいつになく神妙な顔つきになった。

 

「…言いたくないならいいよ、私お母さんにラムネのお代わり貰ってくるね」

 

なんとなくいたたまれなくてその場を立ち上がると、大貴は立ち上がって私の腕を掴む。

 

『…お前さ、鈍過ぎじゃない?』

 

「え?」

 

はぁ、と溜息をつく大貴。仕方ない、という風に笑う。

 

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『なんで長期休みの度に帰省して、お前んち来てると思うよ』

 

「…食べ物もらえるから?」

 

『….ばか。ほんとばか』

 

「な、なによ!さっさと東京行って、私のことなんか置いてったくせに!」

 

思わず本音が出た。恥ずかしさと悔しさで泣きそうになって、手を振り払おうとするけど力が強くで敵わない。

 

『お前に会うために決まってんだろ!』

 

…どういう、こと。

 

それって、

 

『…気が気じゃねえんだよ。彼氏とかできてたらどうしようとか、定期的に様子見に行かないと』

 

「え…だって、嘘だよ」

 

『なにが』

 

「お母さんに婿に来いとか言われても断るじゃんか!」

 

自分でも何を言いだしてるのかよく分からなくなってきた。動揺してる。

 

『いや断ってねぇよ!お前を嫁にって意味!!」

 

大貴の言葉に思考が停止する。

ぽかんとしてしまった私に、大貴は勢いで言ってしまって恥ずかしかったのか真っ赤な顔で目をそらす。

 

ずっと失恋したと思ってたのに。

叶わないと思ってたのに。

 

そのくせに、離れてしまった大貴をずっと忘れられずにいた私も十分面倒な女だ。

 

『…ちゃんと仕事で結果出して、こっち戻ってきたら今度こそ“貰いに”行こうと思ってた』

 

大貴が落ち着いて喋り出した言葉とともに、縁側に少し風が吹いて風鈴が心地良い音を鳴らした。

 

『今からじゃ、遅い?』

 

「…っ、遅い、けど、遅くない」

 

『ふ、どっちだよ』

 

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涙が止まらなくて、ぐすぐす言いながら答える私を見て苦笑しながら、私を覗き込む大貴。

 

「私のことなんて、忘れたと思ってたから」

 

『ばーか』

 

優しく頭を撫でてくれる。その手は、ずっと待ち焦がれていた温もりだった。

 

 

 

「…忘れられないよ」

 

 

 

 

 

 

薮宏太ver.

 

『おい○○喜べ!金魚貰ってきたぞ!』

 

共働きの両親の代わりに、小さい頃からずっと遊んでくれた近所のお兄ちゃんの宏太くん。

 

宏太くんが仕事の都合で地元に帰ってきてから、またよく顔を出すようになった。何の用かと思いきや、突然の金魚。

 

「なんで金魚?」

 

『ちっちゃい頃、○○ずっと夏祭りの金魚取りしたいって言ってたじゃん』

 

「そうだっけか…ていうか宏太くん、私もう20過ぎよ?そして宏太くんは何歳?」

 

『29だ!』

 

堂々と言うアラサーの宏太くんは、昔と変わらないふにゃふにゃの笑顔で金魚を見つめてる。

 

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「そもそも金魚、だいぶ前に取ったよね?夏祭りで。まだ生きてるよ」

 

『そう。でも一匹じゃ寂しいと思って、知り合いの長生き金魚を譲り受けてきた』

 

今うちにいる金魚を取ったのは、多分私が小学校高学年で、宏太くんが大学生くらいの時。

 

地元の夏祭りは結構大規模で人も集まる。人混みに流されそうな私の手を繋いで宏太くんは歩いてくれたけど、私が当時は恥ずかしくて手を繋がるのを断ってしまった記憶がある。

 

本当は繋ぎたかったのに。

 

そしたら本当にはぐれちゃって、1人で神社の隅で泣きながら待ってたら汗だくになった宏太くんが見つけてくれたんだっけ。

 

『すぐはぐれるんだから。もう離れんなよ』

 

あの時の帰り道、宏太くんの汗ばんだ手の温もりが愛おしくて。

 

あの頃はどう見ても兄妹みたいだったけど、今はもしかしたら今は恋人に見えたり…するのかな。

 

結局目的の金魚は、最初『俺が取ってやるよ!』と意気込んでいたくせに宏太くんは壊滅的に不器用だったので、私が取ってあげたのも覚えてる。

 

それが、宏太くんと行った夏祭りの最後の記憶だった。

 

『お前の金魚が◯◯だから、新入りのこいつは宏太な!』

 

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「それは宏太くんが飼い主と同じ名前にすべきだ!って言って私の名前付けたんでしょ。ていうか、ちゃっかり自分の名前もつけてるし」

 

自分の金魚を、私の金魚がいる鉢に袋から流し込む。

 

『ほーら宏太〜。○○と仲良くな〜。お、○○が宏太に寄ってきた』

 

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「もういいって、なんか恥ずかしい…」

 

自分が言われてるみたいで変な気分だ。

 

『聞いてくれよ宏太。○○も、昔はよく「大きくなったら宏太くんのお嫁さんになる!」って言ってくれたのになぁ。最近全然言ってくれないんだよ』

 

あくまで金魚に語りかける宏太くん。

 

「何言って…」

 

『俺、ずっと待ってんのになぁ。大きくなったのに、言ってくれない』

 

 

…え?

 

冗談に聞こえるような聞こえないような、微妙なラインが確信に変わったのは、宏太くんがこっちを見た時だった。

 

『約束、もう時効?』

 

「…忘れてなかった、の?」

 

今の宏太くんは、私を見つけてくれた時と同じ顔をしてる。

 

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本当は昔からずっと、ただの近所のお兄ちゃんなんかじゃなかった。

 

今度こそ、堂々と手を繋ぐ関係に変わるとかかもしれない。

 

 

 

『…忘れられないよ』

 

 

 

 

 

 

 

山田涼介ver.

 

小さい頃に交わした忘れられない約束がある。

 

家から少し離れた竹林で、それはそれは綺麗な顔をした男の子と、12歳の夏休みに毎日遊んでいた。

 

近所の結構広範囲に渡り生い茂る竹林。夏場は程良く涼しくて。

その場所以外で会ったことはなかった。

 

名前は“りょうすけくん”。それ以外何も知らない。苗字さえも。

 

でもあの頃はそんなこと杞憂であるとでもいうように、ただ毎日彼と会って遊ぶことだけが楽しみだった。

 

2人で遊んだ記念に、結構手の込んだ風車のアーチを作ったりした。

 

そして夏休みが終わる頃、彼は言った。

 

『もうすぐ帰らなくちゃ』

 

「家に?」

 

『うん。本当の家は遠いんだ。しばらく、ここに来れない』

 

そう言われて私は泣いて行かないでと止めた。

子供ながらの寂しさだった。

 

りょうすけくんは諭すように優しく微笑み、私に大きな風車を渡してくれた。

 

『作ったんだ、これ』

 

「私に…?」

 

『うん。何年先になるか分からないけど、絶対ここに来るから。この日に。だから、この風車を持ってきて。俺も持ってくる』

 

そしたら君だってわかるから。

 

8月31日のことだった。

 

それから毎年、どんなことがあっても8月31日に私はこの竹林に足を運ぶ。

 

やがて仕事のために上京し、地元を離れても。

なんとか休みをもらって、この日に合わせて帰省する。

 

そんなことを続けて、もう12年が経とうとしていた。

未だにりょうすけくんは、一度も現れない。

 

「もう忘れちゃったのかな、あの約束」

 

12年も経てば、普通は忘れたと思う方が自然だ。

 

だけどそんな気にならずに毎年ここに来るのは、りょうすけくんが絶対に約束を守ってくれる男の子だったから。

 

あの1ヶ月も、私が毎日遊びたい!と無理を言ったのに本当に毎日来てくれて。

 

転んだ時もすぐに助けて手当てしてくれたり、雨が降ってきたら上着を貸してくれたり。

 

優しくて、大好きだった。

 

あれは幼い恋心だけで済まなくなってしまった強烈な記憶。

 

ただ、会いたい。

もう一度だけ。

 

しかし想いとは裏腹に、今年の8月31日も、日が暮れようとしていた。

 

「…帰ろう」

 

立ち上がった瞬間、夏の暑い日だというのに急に強い風が吹き上がる。

 

「びっくりし…た…」

 

アーチの中にいた私は、青いたくさんの風車がグルグルと勢いよく回りだし、思わず驚いて顔を上げる、と。

 

私の目に映ったのは風車ではなく、綺麗な顔をした男の人。

 

私が持ってるのと同じ模様の風車を、持っている。

 

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「…りょうすけくん?」

 

『そうだよ。○○ちゃん』

 

名乗られてもいないのに、すぐに分かったんだ。

 

あの時と変わらない優しくて、本当に綺麗な微笑み。

 

だけどあの頃とは全然違う、大人の男の人。

 

「っ…」

 

会ったら言いたいこと、たくさん会ったはずなのに。

 

どうして12年も来てくれなかったの、ずっと待ってたんだよっていう文句とか。

 

貴方はどこの誰なのか、とか。

 

でもいざ目の前にすると、頭が真っ白になってしまった。

 

そしてやっとの思いで出た言葉は、涙でぐしゃぐしゃになってしまった顔とセットだった。

 

「会いた、かった…!!」

 

『うん。俺も…待たせてごめん』

 

思わず抱きついた。

 

もう何年も会っていなかったのに、何故だかその温もりにひどく安心した。

 

『あの頃は転勤族で、毎年夏に引っ越してたんだ。でももう、自分で好きなような生活ができる。○○と一緒に居たい』

 

これまで何をしてきたのか、そんなことはもうどうでもよかった。

 

会いに来てくれたから。

 

それから2人で、思い出を語りながら竹林を歩いた。

 

『…この風車、ずっと大事に持ってくれてたんだ』

 

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「ちょっと色褪せちゃったけどね」

 

『俺…山田涼介っていうんだ。りょうすけの字は、涼しいに介入の介』

 

「涼しい…夏にぴったりだね。心地良さそう」

 

そういうと、涼介くんは嬉しそうに笑う。

 

『….○○のそういう感性、昔から変わってないね。凄く好きだ』

 

いきなり好きと言われ、深い意味はないと分かっていても顔が火照る。

 

「そんな…」

 

『謙遜しないで?本当にそう思う。好きだよ』

 

真っ直ぐすぎる言葉に、今度こそ私は涙が出そうになった。

 

待ってよかった。本当に。

 

「私も…好き」

 

やっとの思いでそう答えると、彼はふわりと笑ってまた抱きしめてくれた。

 

また、風が吹いた。今度は強い風じゃなく、2人の周りをまとうような優しい風。

 

2人の再会を、祝福してくれているみたいだった。

 

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『ありがとな。待っててくれて』

 

「…ううん、こっちこそ。忘れないでいてくれてありがとう」

 

そう言うと、彼は“男の人”の顔で私を見つめた。

 

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「…忘れられないよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや〜滾った。

幼馴染設定多過ぎかよ。

 

有岡くんver.が若干長いのは許してほしい。

 

 

合間の質が良すぎる画像が気になった方〜!!初回限定版を買ってくれば見れるぞ、まだあるぞどっかに〜!!

 

読んでくださりありがとうございました。

 

Hey!Say!JUMPへ ~10周年おめでとう~

今日は2017年9月24日です。

 

10年前の今日、Hey!Say!JUMPの結成が発表されました。

 

といっても、私個人としてはデビュー当時からのファンではなく、半分くらいしかJUMPファンとしてまだ過ごせていません。

 

でも好きになるタイミングって、きっと好きになったその時がベストタイミングだったんだよね。大事なのは今とこれからだから。

 

 

というわけでさらに自分のことになりますが。

 

私がHey!Say!JUMPのファンになるきっかけは、2012年の冬。中学3年生でした。

 

部活を引退してさぁ高校受験の勉強だ、という世間の雰囲気の中、勉強が嫌な私は勉強を頑張ってるフリをしつつ家ではYouTubeばっか見てました(ダメ人間)

 

そうやってテキトーに動画を漁って関連動画で辿り着いたのは、中居くんが司会をしていた「火曜曲!」のクリスマスジャニーズメドレー。

 

それまでジャニーズにはさほど興味がなく、むしろ苦手な人種だと思ってたんです。

 

当時デビューしたばっかりのセクゾを見て、(よくこんな幼いのにバラもってクサいこと言えるな。キツいわ)とか思ってました。今はそんな昔の自分をぶん殴りたいです。ごめんなさいセクゾの皆さん(土下座)

 

ジャニーズを好きになると、それまでどれだけ自分が勝手な先入観と色眼鏡で彼らを判断していたか思い知る。

何故なら、あのキラキラした活躍の裏では沢山いるジャニーズの中で埋もれないように 、自分を出せるようにと計り知れない努力をしていることが嫌でも分かるから。

 

ジャニーズが集まったときのなんとも言えないあのキラキラ感とカリスマ性に、当時の私は突然取り付かれて。

 

そのメドレーにはSMAP、キスマイ、山ピー、セクゾの3人、そしてJUMPがいたんですが。

 

その時一番気になってしまったのがJUMPでした。

 

他のグループとは違う、突出して何か惹かれるものがあったかというと、当時の私は無知すぎて具体的には分からなくて。

でも何故か、JUMPに興味をそそられた。

 

それからまたまた関連動画でJUMPの歌番組や少クラに進み、メンバー一人一人の顔と名前が一致するようになった頃。

 

JUMPが好きだと自覚するきっかけになった動画を見つけました。

「SUMMARY 2011 in DOME」のライブDVDに収録されている「Beat Line」です。

 

ムービングステージで白黒のラインが入った衣装を着て踊るJUMPを見て、「Hey!Say!JUMPってあんなハイレベルなダンスできんの!?」って感動した覚えがある。

 

それまでなんとなくだけど、可愛い曲や子どもっぽい曲を歌っているイメージが強くて(実際はそうでもなくて背伸びしたような曲が多かったですが)、いつの間にこんなに大人の男性に近づいていたのか、と驚きました。いや皆私より全然年上だけど(笑)

 

別にダンスに詳しくないけど、素人目で見てもあれだけの大人数でブレを感じさせない、一体感のあるフォーメーションダンスを作り上げることがどんなに凄いことか分かった。

 

後に、その頃ちょうど森本くんが無期限活動休止になった直後だった事を知り、JUMPが今にも倒れそうなくらい必死な顔であの曲を歌い踊っていた意味が分かった。

 

これからどうなるかという不安に押し潰されそうになりながら、まずは今の自分たちが出来ることを考えて、結果“ダンスをどのグループよりも揃える”に行き着いたんじゃないかなって。

 

大人数である事を武器にしなきゃいけない。今以上にJUMPをアピールしなきゃいけない。他のグループにはないものを持たなきゃいけない。

 

全部勝手な想像だけど、そういう気持ちでがむしゃらに頑張っていたように見えた。

 

それから5年経った今、動画を漁っていた頃の私は見る目があったなって心から思います。20年弱の人生での中で自分を誉めてあげたい瞬間暫定1位。

 

というのも私が好きになり始めたその頃から、本当に丁度良いタイミングでJUMPは変化していったと思うから。

 

2013年に「Come On A My House」が発売したあの頃、今になって山田くんが"JUMPが悩んでいた"と発言している時期と重なっています。

 

でもその悩んだ時期を経たからこそ今があるんだって、その頃から見てきて分かったんです。

 

その年のツアーでは「僕たちから離れないでください」とメンバーがファンに伝え、JUMPが少クラを卒業し、伊野尾くんが大学を無事4年で卒業し、裕翔くんが半沢直樹に出演し、有岡くんが鹿児島に一人旅に出た2013年。グループでも個人でも苦しみを越えて転機やきっかけになる出来事が多かった。

 

そこからは怒涛の勢いでした。

 

有岡くんと光くんがヒルナンデスのレギュラーになり、JUMPがそれぞれ全員ドラマに出演した2014年。

 

初の単独レギュラー番組ができ、24時間テレビの初メインパーソナリティに抜擢され、初の京セラ単独カウントダウンライブをやった2015年。

 

27時間テレビ企画でダンクをし、伊野尾くんが個人の活躍を大きく広げ、東京ドームでの年末年始単独ライブをやった2016年。

 

そして、メンバーの映画出演は計7本、三大ドームライブが決定した10年目の2017年。

 

ここには書ききれないほど、沢山の出来事があった。良いことも、悪いことも。

 

そして私が知っている出来事はきっとほんの一部で、デビュー当時からのファンが知っていることや、本人や一部の関係者しか知らないこともいっぱいある。

 

それを全部知ることも共有することもできないけど、どんな形であれJUMPはそれを乗り越えて10年間やってきたんだってことだけは、紛れもない事実です。

 

森本くんが脱退したことも、きっと今のJUMPの姿に大きく影響してるんじゃないかなって勝手だけど思う。

 

一緒に頑張ってきたメンバーを一人失ったからこそ、もうそんなことがないようにメンバーを大切に思って、互いによく知って、見守る。

 

変わらなきゃいけない部分はたくさん努力して、でも変わりたくない部分はずっと残したままで。

 

 まさにインプットとアウトプット、ですかね。JUMPにぴったりの言葉。

 

今、そんなグループを目指してるのかなって見てて思う。そして、そんなグループにちゃんとなれてるよって彼らに伝えたい。

 

所詮ここに書いてることは自分なりの解釈でしかないんだけど、そんな風に見えるJUMPが私は好きなんです。

 

応援してきた5年間、ずっと心の支えでした。

毎日ワクワクして、JUMPの活躍が心から嬉しかったです。

 

だからこれからもそうであってほしい。

彼らがHey!Say!JUMPを続けたいと思ってくれるなら、私も変わらずその活躍を追いかけていきたいです。

 

 

 

 

全然書ききれないしそもそも文が下手くそすぎてダラダラしてしまった。

 

でも私の気持ちです。

今日しかない、二度と来ない10周年をお祝いさせてください。

 

 

Hey!Say!JUMP10周年おめでとうございます。

 

 

今までも、これからも、大好きです。

 

 

 

 

“君と同じ時代に生まれてきた僕らはツイてる”!

 

 

 

 

 

 

 

 

僕らのごはんは明日で待ってる 映画リレー第一走者

気づいたら2017年になってました。

 

Hey!Say!JUMPもデビュー10年目の節目の年。応援し始めての月日は本当にあっという間で、それだけファンを楽しませてくれているJUMPに日々感謝Thank you世界のどこにいても\(^o^)/

 

 

今年はきっとド派手にいろんなことやってくれるんじゃないかと期待しつつ、JUMPに期待していることは他にもあります。

 

そう、今年は映画Yearです!!

 

だってそうでしょ、今年JUMPメンバー出演する映画6本もあるんですよ。

 

JUMPファンになってから邦画もよく観るようになって、JUMPがスクリーンの中で演技してるのを観るのはどんな作品でもめちゃくちゃワクワクするんです。

 

気合い入れてポイントカードまで作って気持ち的に映画館に住み着いてやろうかというほどの勢いです(無理)

 

 

この先長くなりますが、めんどくせッ!て方はここで読むの止めといてください(笑)

 

 

 

 

というわけで前フリが長くなりましたが、JUMP銀幕リレーのトップバッターは裕翔くんの「僕らのごはんは明日で待ってる」。

 

先日観てきました。

 

Twitterでの私をご存知の方は分かると思いますが、JUMPの恋愛モノには異常なまでに反応する私がこの作品楽しみじゃないわけがなかった。

 

私はJUMPが出演する作品に原作があった場合は基本的に予習してから行くタイプなので、ぼくごはの原作小説も読んでから映画館に行きました。

 

瀬尾まいこさん著「僕らのごはんは明日で待ってる

同じ著者の「幸福の食卓」などの小説も過去に実写化されました。

 

原作を読んだ段階で最初の物語の印象とは大分違っていて、良い意味で裏切られました。

 

恋愛メインだし、「ごはん」とか言うくらいだからほのぼのした話かなって。

 

 全然そんなことなかった。穏やかだけど、切なさが最後に残る。そんな物語でした。

 

映画もすごく原作に忠実で、話の流れや印象的なシーンはしっかり再現されていて。

 

原作を読んでから観るか、なにも予習せず観るかっていうのは人それぞれだしどっちにも良さがあると思います。

でも私はJUMPのメンバーに思い入れがあるからこそ余計に、彼らの演技を楽しむために話を頭に入れてから行くことにしてます。

 

原作でのこのシーンを彼はどうやって演じるんだろう。あぁ、こんな表情で演じるんだって、それを確かめるだけでも楽しい。1500円の価値はある(大学生料金)。

 

別にファンでも何でもなかったら話を新鮮に楽しめただろうけど、どうせ今さら一般人の感覚としては観れないのでね(笑)

感情移入しちゃうんで、無駄に。

 

 

 

 

この小説は葉山亮太(中島裕翔)と上村小春(新木優子)の台詞の表現が独特で印象的。小説を読んで記憶に残ってた台詞も映画で使われてました。

 

 

小説でも感じていたけど、ヒロインである小春がなんていじらしいんだと思いました。

 

ポジティブだしあっさりしてるし、基本的に泣かないし相手に自分の本質的な部分を見せることをめんどくさがる。主人公の亮太に対しても最初はそうで。

 

亮太は自分が抱えていた辛さから抜け出させてくれた小春の存在がどんどん大きくなって、7年という月日の中で一番大切なものになる。

 

大切な存在だからこそ亮太は小春を知ろうとするし、小春は亮太に知られたくないと思う。そんなすれ違いがもどかしくて。

 

「私、人の85倍母性本能があるんだ

 

「身体って便利。抱きしめておけば、ちゃんと葉山君のこと思ってるってことぐらいは伝えられるでしょ」

 

「家族を作るチャンスはだいたい2回あるでしょ?―私、2回目のチャンスにかけてるんだ」

 

小説でも映画でも同じ台詞があって、小春の台詞はどれも印象的。後に思い出してすごく切なくなるんです。

 

新木優子ちゃんの声ってすごく落ち着きがあって、高すぎず低すぎないし声の張りもしっかりしてるから台詞が記憶に残るのかな。素敵な声してます。

 

何から何まで小春のイメージ通りでした。明るさの中にちらりと見える弱さとか、自分をさらけ出すときにちょっと恥ずかしがる顔とか見てるこっちもきゅんとした。

 

美山加恋ちゃん演じる鈴原えみりももちろん女の子らしくて可愛いんですけど、普段強がるくせに本当は弱い小春にグッと来ますよね。私単純だからそういうのに弱い。

 

加えてあの太陽みたいに明るい笑顔。口角がめちゃ可愛いんすよ。

 

すごく可愛いなと思ったシーンは、手作りのフライドチキンを亮太に食べてもらうシーン。

あのシーンは全体的に大好きだけど、亮太が食べる所を楽しそうに頬杖ついて顔を揺らしてる小春がものスッゴい可愛い。私がしたらウザくて食べる気なくすわ。

 

JUMPと共演した可愛い人をすぐ好きになる悪いクセがある私ですが、優子ちゃんももちろん例外でなく大好きになりました。今後も全力で応援します!

 

あとビジュアル面でも裕翔くんとお似合いの女性暫定一位ですまじで。モデル体型美男美女カップルで非の打ち所がありません。

 

裕翔くんに対して、「人をいじってくるところがあるけどそれは心を許されてるんだなって、嬉しかった(ニュアンス)」と言ってくれてて。まんま広い心の持ち主というか、ポジティブな解釈ができるところも小春っぽいなぁと思いつつ。

 

それに対して「誰にでもする訳じゃないけどね」って言った裕翔くん、それ物凄い殺し文句では…?え?遠回しに告ってんの?

 

さりげなく裕翔くんが優子ちゃんを呼び捨てしたという事実もあるので妄想が止まりません。どうしてくれるんだ(知らんがな)

 

でもそうやって距離が縮まってるおかげで映画の中の二人はすごく素敵な恋人で、惹き込まれました。裕翔くんと優子ちゃんの距離感は演技に必要だったんだなって思います。

 

 

「人を好きになるのが怖いんだ」

最初から好きにならなければ、後に辛い思いしなくて済むのに。

という意味合いでの亮太の台詞です。

 

すごく共感する。亮太は人間の闇に目を逸らさずに生きてる感じがした。向き合うのが辛いことにも向き合ってて。

 

印象的だったのは、屋上の双眼鏡を覗いてたら病院の屋上にいる小春を見つけるシーン。映画オリジナルのシーンです。

 小春の弱い部分を、やっと見つけることができた亮太の表情が好きです。

 

双眼鏡の時間制限で見れなくなった時に必死に小銭を出して。

その後もネクタイ道に脱ぎ捨てちゃうわカーネルさん持って走るわでかなりぶっ飛んでるんですけど、その余裕のなさが亮太のキャラクターにしては新鮮で。

 

本当に小春が好きなんだという想いが伝わる描写が愛に溢れてて素敵でした。

 

裕翔くんの演技を見て最近思うことは、きっともし自分がJUMPファンじゃなくて裕翔くんのことを対して知らなかったらもっとその演技の上手さに引き込まれてる可能性があるなということです。

先程も少し書いたことですが、裕翔くんに対しては特にそう思います。

 

普段からバラエティやコンサート、アイドルやモデルとしての顔、さらにいえば他の役柄を演じてる裕翔くんを過去に観てきたからこそ本人と役の違いがわかるし、「中島裕翔」が「他の役」を工夫して演じてることがよくわかる。

 

それを分かってるファンの私でさえもすごく自然に感じる裕翔くんの演技って、きっと一般の人にはもっと届いてるんじゃないかって。何気なく作品を観てる人の心に届く演技が、裕翔くんの魅力かなぁと。素人が何言ってんだって感じですけどね。

 

それは多分「あの人演技が上手だった」って印象よりも、「あの人、すごく自然だった」って思わせる魅せ方で。

 

山田くんは演技で衝撃を与える人で、裕翔くんは演技で共感を得る人。勝手にそう思ってます。

 

 

 

少女漫画特有の明るさもなければ時空を越えたり特殊能力がある登場人物がいるわけでもないけれど、普通に代わり映えなく生きている自分の身に、明日にでも起こりそうな残酷な恐怖が描かれてます。それがすごく怖くなった。

 

怖くて仕方ない時、どうすればいいか分からないときに側にいてくれる人。亮太と小春がお互いを必要としてる描写に心が暖かくなる。そんな存在がいることが羨ましくなりました。

 

家族がいる、できることの奇跡。穏やかすぎる話の流れの中だから一際そのメッセージ性を強く感じた作品でした。

 

 今後も裕翔くんと優子ちゃんの活躍が心の底から楽しみです!

 

映画リレー第一走者は裕翔くん!安定した演技での素晴らしいスタートな気がします。

バトンタッチは伊野尾くんの「ピーチガール」!

ギエェ楽しみすぎる。変な声出た。

 

 

とりあえずケンタッキー食べたい。

 

大切なことはあなたが教えてくれました。

ブログ開設したくせに、映画の感想しか喋ってない有り様でした。我ながらさすが3日坊主。

 というわけで久しぶりに。

 

 

タイトル通り、大切な事をある方に教わりました。

ある方とは私の心の恩師(一方的)、阿部真央大先生です。

 

阿部真央さんは私が小学生の頃から大好きなシンガー・ソングライターの方です。

 

この人が書く歌詞も歌声も、昔からすごく自分の心に響いて、悩んでた事も曲を聞いたらすとん、と胸に落ちるような。

 

 

突然話が変わりますが、私はJUMPファンを始めて5年以上です。それと同時にジャニヲタを始めました。

デビュー当時から応援していたわけではないけれど、JUMPがきっと大きく成長しているであろうこの時期にその過程を知って応援できることが本当に嬉しいな、私見る目あるなって思ってます。

 

JUMPの人気が上がってる事は目に見えて分かる。そして、知名度が上がる事はただ嬉しいばかりじゃないんだなって、それも分かってきました。

 

多分リアルに恋をしている訳ではないから、今回の事はそういう点でショックを受けているのでもない。私の考えだけど、恋愛だってして欲しい。相手の方の職業に偏見は無いつもりだ。

 

それでも世間的にオープンな恋愛は許されなくて、知名度と引き換えにある程度のイメージを保たなくちゃいけなくて、嘘が真実かも場合によっては言うことを許されなくて、それを良いことに好き勝手言われまくって。

 

一般人じゃすぐ神経やられるよ…だからアイドルって凄いと思う。

 

ほんとその他にもすっごい色々考えちゃって、私が考えても状況は何も変わらないって分かってるんだけど。私何が言いたいんだろ。

 

生活に支障は無いけどそうやって地味に悩んでた頃、バイト帰りにウォークマンシャッフルしてたら流れてきた曲。

 

それが阿部真央さんの「君を想った唄」でした。

 

いつもは何気なく聴いてたはずなのに、こんな時に自分の心情と怖いくらい重なったからびっくりした。

 

 

君を想ったこの唄だって君には重荷かもしれない

頼まれだって望まれだってしてないのに

だけど笑って 隠れて泣いて 歌うことしか僕はできない

だから笑って 笑って 僕の声よ届いてよ

 

 

曲はこの歌詞から始まります。まるで、切なく叫んでるみたいな歌声で。

 

なんかもう、このワンフレーズが全てを語ってくれた感じしました。

 

私達ファンの存在が支えになるとよく言ってくれるけど、プレッシャーになることだってある。それが彼を想う一心で言ってるつもりであっても、世間の目の1つとして彼の"重荷"になる。

 

誰にも"頼まれてファンをやってる訳じゃない"。勝手にしたいからしてるだけで、仮に自分一人がファンをやめても何も影響はない。「応援してあげてる」んじゃなくて、「応援したいからしてる」んです。

 

ほんと、嫌になるよね。プライベートくらいそっとしてあげたい。

 

本人にどれだけ世間の言葉が耳に入ってるか分かんないけど、私は今までどおりでいてくれればそれで良い。

 

無理はしないで欲しい(と言ってもしないといけない仕事だとは思うけど)。誰でも嫌なことあったら一度落ち込んでから立ち直るんだし、アイドルだって人間だから。むしろ安心する。その辺は人それぞれだと思うけど、私の場合はそう。 

 

落ち込んでるってこと自体勝手に勘繰ってるだけかもしれないから申し訳ないんだけど(^_^;)

 

ただ暫く落ち込んだら、今まで通りでいてね。笑ってね。

 

 

ただそれだけが、伊野尾くんに届いてれば良いなって思います。

限らず、これからもJUMPに同じことが起きた時誰に対してもそう思うはず。

 

このブログは自分の備忘録的なものでもあるので、きっと今回より色々考えちゃうであろう自担が同じような事になった時、この気持ちを思い出せるように。

有岡くんの笑顔は何よりも私のエネルギーになるから!

 

とにかく時間が解決していくだろう今回の件はさくっとここで割り切って、私は今まで通り全力で10周年を追い掛けます。

 

あべま姐さん、ありがとう!!(*´˘`*)

 

このブログ読んで少しでも阿部真央さんの曲に興味出た方は是非聴いてみて下さい。

 

映画 暗殺教室〜卒業編〜

とても長くなってしまったので面倒臭い方はご遠慮ください。






公開初日、友達と観てきました。

地方の廃れた映画館でもさすがに舞台挨拶の回は席が取れなかったのでゆったり見れる夜にベスポジ陣取って観てやったぜ。

ネタバレしないように、感想をつらつらと。





今回は前作の続編、そして完結編。

原作を先に読んでいたので同じ展開なら間違いなく泣くだろう、とは、思っていたけど。



今まで観た映画の中で泣いてた時間最長記録更新した。


とは言っても並の人間より涙脆いとは思うんです。
でも横にいた友人も涙脆くて嗚咽漏れてたし周りもしくしくしてたし。

仕方ないよあれは。


朝のWSであれだけ山田くんがハンカチを「持って劇場に」って言ってたのに忘れた私は最終的に服の袖がびっしょびしょになりました(馬鹿)


最近JUMP沼にハマりつつあるリア友を連れて行ったんですが、その子も原作ファンです。
そんな友人が映画を観る前に言っていた事。

「3年E組の生徒達、ちゃんと全員似せてるんだねー!」

当たり前の事だけど、重要な事です。

原作を読んでいる方は知っての通り暗殺教室3年E組の生徒達には全員に細かい設定がしっかりあって、個性があります。

そういった点ではキャストひとりひとりのビジュアルは本当に出来る限り原作に似せており、さらに映画を細かい所までよく見ていると「そのキャラクターらしい」台詞や動きがちゃんと見て取れるのです。

2作目というのもあってキャストそれぞれが自分の演じるキャラクターらしさに磨きが掛かっているという印象でした。



物語自体が非現実的で壮大であり、現代の最新技術を駆使してこそ再現される世界観。

だからドラマにするには制作費用だって足りなくなる。

映画にするとどうしても削れる話があるけど、その分映画オリジナルの物語の進め方がある。

原作ファンでアンチな方ももちろんいるとは思いますが、漫画とは違う作品として観るのもまた乙なものです。




赤羽業役の菅田将暉くん。

「ピンクとグレー」でも裕翔くんと共演した菅田くんは見れば見るほど本当に凄い。

業は原作でも人気なキャラだし、ファンも納得のいくような完璧に当て嵌まるキャストを見つけるのは普通無理です。

だからこそ、その役に近づくのが本当に上手い。

仮に容姿だけ似た人を起用したとしても中身まで再現できるとは限らない。

菅田くんは器用な人だと改めて思います。まさに役者は天性の才能。



山田くん演じる潮田渚にも同じことが言えます。

容姿性格ともに中性的で、だけど暗殺能力に関して秘めた力を持っている。

女性が演じるほうがむしろ簡単かもしれないけど、そこは流石の山田くん。

グラスホッパー」の蝉とは全く違うけど「殺す」という同じテーマに沿ってしっかり演じ分けて、渚らしさを出しているなぁと思いました。

山田くんも裕翔くんも俳優として菅田くんと共演した経験がとても力になりそう。



次に茅野カエデ役の山本舞香ちゃん。

原作の132話ショックでおなじみ茅野ちゃん、映画の前作ラストの伏線に震えたのを覚えてます。

個人的にはとにかく顔がめちゃくちゃ好きです。かっわいい。ほんとに同い年かよ。

前作とは全然違う茅野の暗い感情、切ない心情。そして迫力のアクションシーンは凄かったです。
もっと好きになりました!



そんで私は原作、アニメ、そして実写ともに渚×カエデが大好きな奴です。

それはもう前作の渚カエが絡むシーンをリピートしまくるほどにはね(キモい)


例のシーンに関しては公開前にJUMP担の中でも話題になりましたね。

私は可愛い女の子とJUMPが絡むの大好きなので再現されることを知って大歓喜でした。


実際に観た後にそのシーンについて言及するとネタバレになるかもしれないので上手く言えないんですけど。

さらに「JUMPのラブシーン不足とファンの耐性」についても語りたくなるから控えます。
地上波で流れた時に盛大に言うつもりです(笑)

そしてちゃんとそのシーン以外でも渚カエ厨が萌え禿げるシーンありましたよ!!渚カエ好きな方には是非見て欲しいです!!

ラストの方のシーン「ギャァァァァァァ渚くんたらちゃんと茅野ちゃんを守ってるぅぅぅぅぅぅ💕」って心の中で叫びまくってました。

原作でも私は渚カエくっついたと信じて疑ってません。

山田くんと舞香ちゃんの身長差
バンザイ\(^o^)/

あぁ渚カエ…



二宮くん演じる死神と桐谷美玲演じる雪村あぐりの回想シーンも素敵だった。

なんか、ロマンチック。切なくて胸がキュンとなります。さすがやアカデミー主演男優賞

殺せんせーとしても死神としても二宮くんの存在感は半端じゃなかった。

二宮くん含め嵐さんにはJUMPは大変お世話になっており、さりげない優しさがファンとしても嬉しいです。これからも絡んでください…
(母親みたいな言い方だけどあくまでいちファンです)




暗殺教室は原作、アニメ、映画が連動したプロジェクトで、原作者の松井優征先生が全面協力してくださっていたんですよね。

最近実写化が多いですし、必ずしも原作者との折り合いが合うとは限らない中で暗殺教室は恵まれているというか、完成度は高いです。


今回の卒業編はキャストが先に結末を知った上で撮影したと。

ということは、キャストの皆さんは原作を読んでいない。
自分の判断で、オリジナルで演じていた、ということになります。

それを踏まえて観るとなんだか凄いと思ってしまった。
特にラストの方のシーン、3年E組の生徒達の表情。

この生徒は涙を流す。
この生徒は静かに項垂れる。

業は。茅野は。渚は。

それぞれの役者さんがその役になり切って演じたシーンは必見です。

私は業の表情にやられました。

渚も原作のシーンと連動して思い出すと、なんだか。あぁ山田くん、あなたしか渚は演じられない。



他のシーンでも頭おかしくなるくらい泣きました。まさに涙腺崩壊。



最後のエンドロール。
せんせーションズが歌う主題歌「さよならセンセーション」が流れます。

それまで何度も聴いていた筈なのに、映画を見終わってエンドロールでその曲を聴いたらまた違いました。



“ 君が僕に教えてくれたんだ

  そして今君を越えてくから

  ずっと見てて ”



この歌詞を聴いた途端、また涙が流れました。

映画を見ると、この言葉はすごく深いです。


良い歌ださよならセンセーション。触手のダンスキモカワイイとか言ってごめんね。

ファルコンJr.の優しい声に理性が崩れたと言っても過言ではないですが_(:3 」∠)_




なんか良いところ多すぎてまとまんねぇや。
どうしようね。




山田くん初主演映画となった「映画 暗殺教室シリーズ」。

JUMPファンとして俳優・山田涼介の凄さと無限の可能性を実感し、
原作ファンとして満足のいく完成度で、

笑って泣ける、本当に素敵な作品でした。


暗殺教室は絶対に映画館で観ることをオススメします!



私は2回目行く予定が決定したので今度はハンカチ…じゃなくてバスタオル持って行きます。






あぁ渚カエ…(まだ言ってる)


セーラー服と機関銃−卒業−を見て

ブログの最初の内容は絶対JUMP関連だと思ってた(笑)


でも先日見た映画「セーラー服と機関銃−卒業−」が印象に残ったので、忘れないうちに感想を記録します。




最初はなんとなく面白そうだな、と思って見た映画でした。

だから私は橋本環奈ちゃんのファンでもなければ原作ファンでもなく、過去のシリーズを一度も見たことありません。

こんな奴が勝手に語る感想ですのでお気になさらず。ネタバレはしない程度に頑張ります。




内容はなんとなく知ってはいたし、物語自体が衝撃だったわけでもなく。


私が惹かれたのは主演の橋本環奈ちゃん。


1000年に一人の逸材、天使過ぎるアイドル、と言われるだけあって確かに本当に可愛い。ザ・美少女。

でもそれだけじゃなかった。

アイドルと言っても若い子にありがちなキャピキャピさはなくて上品なイメージが前からあったけど、この映画を見て改めて聡明な方だと思いました。

あれが演技にしたって、やっぱり本人が絶対芯の強い人だと思う。



以前母がテレビに映る橋本環奈ちゃんを見て呟いてました。
「この子は絶対普通の子と生き方が違うわね〜」

これだけ可愛いんだから、小さい頃から周りからの評価や見方が普通の子とは違う。という意味。

確かにそう思う。
だからこそ世の中を上手く生きていく処世術のようなものを持っていて、こんな状況の時こう対応すればいい、こうすれば可愛く見せられる、っていうのを分かっている気がする。

言うなればアイドルになるべくしてなった人。そんな気がする。あくまで私のイメージですが。



橋本環奈ちゃんの演技で初めて見たのが「水球ヤンキース」の本人役だったのかな?

その時のイメージは本人役だったってこともあるだろうけど決して演技が上手いとは思わなかった。ほぼ初めてだったら当然だとは思いますが。

次に見たのは「映画 暗殺教室」で律役。これも機械の中での役だったのでこんな感じかと、特に印象には残らなかった。

山田くんの主演映画だったし、私がJUMP担だからかなり偏った見方してたかもしれないけど(ダメだろ)

それを経ての今作だったので、まずは橋本環奈ちゃんの演技の成長にびっくり。友達と話すシーンだったり、自然な演技がわりと上手い。個人的にはそう感じました。



何より作中全体ですごく印象的だったのは、登場人物の中で橋本環奈ちゃんがほぼ紅一点だったこと。

他に出てくる女性といえば顔も覚えられない程度の女子高生、商店街のおばあちゃん、ホステスくらい。

まともに台詞があるキャストに女性はひとりもいない。学校の友達も、皆男の子。後はヤクザ。


ヤクザ界隈の話だし当然と言えば当然で、原作も知らない上に過去のシリーズもそうだったのかもしれませんが、その演出が余計に彼女の存在感を引き立ててた気がする。

周りが怖そうなヤクザの男達の中で、全く物怖じしない小さな女子高生。迫力負けしてなかったのが凄い。

数人のヤクザがたかだか女子高生に従っているのも、彼女ならなんか分かるかも。誰も敵わない、って思っちゃう。

どんなに顔の怖いオッサン達に怒鳴られようとも、額くっつけて凄まれようとも、全くビビらない。睨み返す。ヤクザの中で生きていく覚悟を決めた感じが出てる。その強さに憧れさえも抱いてしまう。


そんでもって汚さが一切ない。
あの顔立ちだから当然だけど、血塗れになろうとも爆風で髪がボサボサになろうとも顕在する天然の美しさ。絶対に汚されることはない。パールのような輝き。

ちょっとゾクゾクしました。美しくて強いって最強だね。



長谷川博己さんとのシーンも印象的。
ヤクザの世界で堂々と戦う強さの中で、ふとした時の表情がやっぱり女の子。女子高生らしい恋愛への憧れが可愛らしい。その可憐さがやっぱり画になる。あの顔ですからね。

長谷川さんが出演した作品で私が見たことあるのは「家政婦のミタ」と「デート」くらいなのでどうしてもダメ男のイメージが強かったけど(笑)、今作はまるで人が違って格好良かった。声まで違う。眼の強さが素敵だった。本当に演技上手なんだな。


武田鉄矢さんはザ・武田鉄矢(笑)
この人が出てくると安心する。見守ってくれてる元気なおじいちゃん。温かみがあって良かった。さすが金八先生



ヤクザの世界で生きることを決心したとしても、やっぱりまだ幼い女の子。大切な人達が命を落とした時の悲痛な叫びや表情が切ない。

でもただしくしく泣くというよりは、怒って、叫んで、そして現実を受け入れる。次のシーンにはもう表情が変わっていて、何かを悟っているような表情。

まさに悲しみを強さに変えているような。
儚いです。大人にならないでくれ。

普段が気丈であるからこそふとしたときの悲しみややるせなさから溢れる儚さがたまらない。泉ちゃんが泣いたら私も泣いたよ。泉ちゃんが泣いてなくても泣いたけどね。



女子高生がヤクザの組長って設定がそもそも異色でそこが面白いんだけど、橋本環奈ちゃんが演じるとさらに異色さが引き立つ。そこが本当に良かった。

橋本環奈ちゃんの聡明で気丈な雰囲気があるからこそ、正義を貫く硬派なヤクザの組長としての違和感が無い。

力の差では当然敵わなくとも、周りのヤクザに負けない迫力と強さがあった橋本環奈ちゃん演じる星泉

ハスキーボイスや眼力が可愛いだけでない強さを引き立て、小さな身体、上品な顔立ちで銃を乱射するギャップ。


強さと儚さを見事に表現してた橋本環奈ちゃんの演技に見惚れました。


純真無垢な少女が経験を経て大人の女性になっていく。
サブタイトル「−卒業−」のコンセプトにぴったりの映画だったように感じます。



歴代ジャニーズが演じている「金田一少年の事件簿」もそうだけど、それぞれ違う人が演じるからこそ違いがあるのは当然で、全て忠実に同じキャラだったら逆につまらないと思う。

橋本環奈ちゃん演じる星泉にもきっとオリジナリティがあって、原作や過去作のイメージと例え違ったとしてもそれが駄目だとは思いません。


ぶっちゃけ橋本環奈の顔面を拝むためだけに行ったとしても損はしない、私はそのクチだったからね。悪いか。
でも結果としてそれ以上の魅力が分かってとても満足でした。


観客動員数や周囲の評価がどうであれ、その理由として橋本環奈ちゃんの演技が下手だから、とは絶対に言えない。

大御所や演技派の俳優だらけの作品に、まだ演技に関して経験値の浅い地方のアイドルがいきなり主演でぶっ込まれたというのに橋本環奈ちゃんがしっかり輝いてた。格好良かった。



ちょうど先日、佐藤勝利くんとの映画が決まりましたね。

私は勝利くんと環奈ちゃんの顔面が美しすぎてスクリーンが割れないか心配だよ。
でもとても楽しみ。

彼女が今後女優としてもさらに活躍していくことを期待してます。




セーラー服と機関銃−卒業−」
橋本環奈という人物に興味を持った作品となりました。


かわいこちゃん大好き。もっとJUMPと共演してくれ(本音)