君を想った唄

日記、備忘録、そして宝箱。

セーラー服と機関銃−卒業−を見て

ブログの最初の内容は絶対JUMP関連だと思ってた(笑)


でも先日見た映画「セーラー服と機関銃−卒業−」が印象に残ったので、忘れないうちに感想を記録します。




最初はなんとなく面白そうだな、と思って見た映画でした。

だから私は橋本環奈ちゃんのファンでもなければ原作ファンでもなく、過去のシリーズを一度も見たことありません。

こんな奴が勝手に語る感想ですのでお気になさらず。ネタバレはしない程度に頑張ります。




内容はなんとなく知ってはいたし、物語自体が衝撃だったわけでもなく。


私が惹かれたのは主演の橋本環奈ちゃん。


1000年に一人の逸材、天使過ぎるアイドル、と言われるだけあって確かに本当に可愛い。ザ・美少女。

でもそれだけじゃなかった。

アイドルと言っても若い子にありがちなキャピキャピさはなくて上品なイメージが前からあったけど、この映画を見て改めて聡明な方だと思いました。

あれが演技にしたって、やっぱり本人が絶対芯の強い人だと思う。



以前母がテレビに映る橋本環奈ちゃんを見て呟いてました。
「この子は絶対普通の子と生き方が違うわね〜」

これだけ可愛いんだから、小さい頃から周りからの評価や見方が普通の子とは違う。という意味。

確かにそう思う。
だからこそ世の中を上手く生きていく処世術のようなものを持っていて、こんな状況の時こう対応すればいい、こうすれば可愛く見せられる、っていうのを分かっている気がする。

言うなればアイドルになるべくしてなった人。そんな気がする。あくまで私のイメージですが。



橋本環奈ちゃんの演技で初めて見たのが「水球ヤンキース」の本人役だったのかな?

その時のイメージは本人役だったってこともあるだろうけど決して演技が上手いとは思わなかった。ほぼ初めてだったら当然だとは思いますが。

次に見たのは「映画 暗殺教室」で律役。これも機械の中での役だったのでこんな感じかと、特に印象には残らなかった。

山田くんの主演映画だったし、私がJUMP担だからかなり偏った見方してたかもしれないけど(ダメだろ)

それを経ての今作だったので、まずは橋本環奈ちゃんの演技の成長にびっくり。友達と話すシーンだったり、自然な演技がわりと上手い。個人的にはそう感じました。



何より作中全体ですごく印象的だったのは、登場人物の中で橋本環奈ちゃんがほぼ紅一点だったこと。

他に出てくる女性といえば顔も覚えられない程度の女子高生、商店街のおばあちゃん、ホステスくらい。

まともに台詞があるキャストに女性はひとりもいない。学校の友達も、皆男の子。後はヤクザ。


ヤクザ界隈の話だし当然と言えば当然で、原作も知らない上に過去のシリーズもそうだったのかもしれませんが、その演出が余計に彼女の存在感を引き立ててた気がする。

周りが怖そうなヤクザの男達の中で、全く物怖じしない小さな女子高生。迫力負けしてなかったのが凄い。

数人のヤクザがたかだか女子高生に従っているのも、彼女ならなんか分かるかも。誰も敵わない、って思っちゃう。

どんなに顔の怖いオッサン達に怒鳴られようとも、額くっつけて凄まれようとも、全くビビらない。睨み返す。ヤクザの中で生きていく覚悟を決めた感じが出てる。その強さに憧れさえも抱いてしまう。


そんでもって汚さが一切ない。
あの顔立ちだから当然だけど、血塗れになろうとも爆風で髪がボサボサになろうとも顕在する天然の美しさ。絶対に汚されることはない。パールのような輝き。

ちょっとゾクゾクしました。美しくて強いって最強だね。



長谷川博己さんとのシーンも印象的。
ヤクザの世界で堂々と戦う強さの中で、ふとした時の表情がやっぱり女の子。女子高生らしい恋愛への憧れが可愛らしい。その可憐さがやっぱり画になる。あの顔ですからね。

長谷川さんが出演した作品で私が見たことあるのは「家政婦のミタ」と「デート」くらいなのでどうしてもダメ男のイメージが強かったけど(笑)、今作はまるで人が違って格好良かった。声まで違う。眼の強さが素敵だった。本当に演技上手なんだな。


武田鉄矢さんはザ・武田鉄矢(笑)
この人が出てくると安心する。見守ってくれてる元気なおじいちゃん。温かみがあって良かった。さすが金八先生



ヤクザの世界で生きることを決心したとしても、やっぱりまだ幼い女の子。大切な人達が命を落とした時の悲痛な叫びや表情が切ない。

でもただしくしく泣くというよりは、怒って、叫んで、そして現実を受け入れる。次のシーンにはもう表情が変わっていて、何かを悟っているような表情。

まさに悲しみを強さに変えているような。
儚いです。大人にならないでくれ。

普段が気丈であるからこそふとしたときの悲しみややるせなさから溢れる儚さがたまらない。泉ちゃんが泣いたら私も泣いたよ。泉ちゃんが泣いてなくても泣いたけどね。



女子高生がヤクザの組長って設定がそもそも異色でそこが面白いんだけど、橋本環奈ちゃんが演じるとさらに異色さが引き立つ。そこが本当に良かった。

橋本環奈ちゃんの聡明で気丈な雰囲気があるからこそ、正義を貫く硬派なヤクザの組長としての違和感が無い。

力の差では当然敵わなくとも、周りのヤクザに負けない迫力と強さがあった橋本環奈ちゃん演じる星泉

ハスキーボイスや眼力が可愛いだけでない強さを引き立て、小さな身体、上品な顔立ちで銃を乱射するギャップ。


強さと儚さを見事に表現してた橋本環奈ちゃんの演技に見惚れました。


純真無垢な少女が経験を経て大人の女性になっていく。
サブタイトル「−卒業−」のコンセプトにぴったりの映画だったように感じます。



歴代ジャニーズが演じている「金田一少年の事件簿」もそうだけど、それぞれ違う人が演じるからこそ違いがあるのは当然で、全て忠実に同じキャラだったら逆につまらないと思う。

橋本環奈ちゃん演じる星泉にもきっとオリジナリティがあって、原作や過去作のイメージと例え違ったとしてもそれが駄目だとは思いません。


ぶっちゃけ橋本環奈の顔面を拝むためだけに行ったとしても損はしない、私はそのクチだったからね。悪いか。
でも結果としてそれ以上の魅力が分かってとても満足でした。


観客動員数や周囲の評価がどうであれ、その理由として橋本環奈ちゃんの演技が下手だから、とは絶対に言えない。

大御所や演技派の俳優だらけの作品に、まだ演技に関して経験値の浅い地方のアイドルがいきなり主演でぶっ込まれたというのに橋本環奈ちゃんがしっかり輝いてた。格好良かった。



ちょうど先日、佐藤勝利くんとの映画が決まりましたね。

私は勝利くんと環奈ちゃんの顔面が美しすぎてスクリーンが割れないか心配だよ。
でもとても楽しみ。

彼女が今後女優としてもさらに活躍していくことを期待してます。




セーラー服と機関銃−卒業−」
橋本環奈という人物に興味を持った作品となりました。


かわいこちゃん大好き。もっとJUMPと共演してくれ(本音)