君を想った唄

日記、備忘録、そして宝箱。

映画 暗殺教室〜卒業編〜

とても長くなってしまったので面倒臭い方はご遠慮ください。






公開初日、友達と観てきました。

地方の廃れた映画館でもさすがに舞台挨拶の回は席が取れなかったのでゆったり見れる夜にベスポジ陣取って観てやったぜ。

ネタバレしないように、感想をつらつらと。





今回は前作の続編、そして完結編。

原作を先に読んでいたので同じ展開なら間違いなく泣くだろう、とは、思っていたけど。



今まで観た映画の中で泣いてた時間最長記録更新した。


とは言っても並の人間より涙脆いとは思うんです。
でも横にいた友人も涙脆くて嗚咽漏れてたし周りもしくしくしてたし。

仕方ないよあれは。


朝のWSであれだけ山田くんがハンカチを「持って劇場に」って言ってたのに忘れた私は最終的に服の袖がびっしょびしょになりました(馬鹿)


最近JUMP沼にハマりつつあるリア友を連れて行ったんですが、その子も原作ファンです。
そんな友人が映画を観る前に言っていた事。

「3年E組の生徒達、ちゃんと全員似せてるんだねー!」

当たり前の事だけど、重要な事です。

原作を読んでいる方は知っての通り暗殺教室3年E組の生徒達には全員に細かい設定がしっかりあって、個性があります。

そういった点ではキャストひとりひとりのビジュアルは本当に出来る限り原作に似せており、さらに映画を細かい所までよく見ていると「そのキャラクターらしい」台詞や動きがちゃんと見て取れるのです。

2作目というのもあってキャストそれぞれが自分の演じるキャラクターらしさに磨きが掛かっているという印象でした。



物語自体が非現実的で壮大であり、現代の最新技術を駆使してこそ再現される世界観。

だからドラマにするには制作費用だって足りなくなる。

映画にするとどうしても削れる話があるけど、その分映画オリジナルの物語の進め方がある。

原作ファンでアンチな方ももちろんいるとは思いますが、漫画とは違う作品として観るのもまた乙なものです。




赤羽業役の菅田将暉くん。

「ピンクとグレー」でも裕翔くんと共演した菅田くんは見れば見るほど本当に凄い。

業は原作でも人気なキャラだし、ファンも納得のいくような完璧に当て嵌まるキャストを見つけるのは普通無理です。

だからこそ、その役に近づくのが本当に上手い。

仮に容姿だけ似た人を起用したとしても中身まで再現できるとは限らない。

菅田くんは器用な人だと改めて思います。まさに役者は天性の才能。



山田くん演じる潮田渚にも同じことが言えます。

容姿性格ともに中性的で、だけど暗殺能力に関して秘めた力を持っている。

女性が演じるほうがむしろ簡単かもしれないけど、そこは流石の山田くん。

グラスホッパー」の蝉とは全く違うけど「殺す」という同じテーマに沿ってしっかり演じ分けて、渚らしさを出しているなぁと思いました。

山田くんも裕翔くんも俳優として菅田くんと共演した経験がとても力になりそう。



次に茅野カエデ役の山本舞香ちゃん。

原作の132話ショックでおなじみ茅野ちゃん、映画の前作ラストの伏線に震えたのを覚えてます。

個人的にはとにかく顔がめちゃくちゃ好きです。かっわいい。ほんとに同い年かよ。

前作とは全然違う茅野の暗い感情、切ない心情。そして迫力のアクションシーンは凄かったです。
もっと好きになりました!



そんで私は原作、アニメ、そして実写ともに渚×カエデが大好きな奴です。

それはもう前作の渚カエが絡むシーンをリピートしまくるほどにはね(キモい)


例のシーンに関しては公開前にJUMP担の中でも話題になりましたね。

私は可愛い女の子とJUMPが絡むの大好きなので再現されることを知って大歓喜でした。


実際に観た後にそのシーンについて言及するとネタバレになるかもしれないので上手く言えないんですけど。

さらに「JUMPのラブシーン不足とファンの耐性」についても語りたくなるから控えます。
地上波で流れた時に盛大に言うつもりです(笑)

そしてちゃんとそのシーン以外でも渚カエ厨が萌え禿げるシーンありましたよ!!渚カエ好きな方には是非見て欲しいです!!

ラストの方のシーン「ギャァァァァァァ渚くんたらちゃんと茅野ちゃんを守ってるぅぅぅぅぅぅ💕」って心の中で叫びまくってました。

原作でも私は渚カエくっついたと信じて疑ってません。

山田くんと舞香ちゃんの身長差
バンザイ\(^o^)/

あぁ渚カエ…



二宮くん演じる死神と桐谷美玲演じる雪村あぐりの回想シーンも素敵だった。

なんか、ロマンチック。切なくて胸がキュンとなります。さすがやアカデミー主演男優賞

殺せんせーとしても死神としても二宮くんの存在感は半端じゃなかった。

二宮くん含め嵐さんにはJUMPは大変お世話になっており、さりげない優しさがファンとしても嬉しいです。これからも絡んでください…
(母親みたいな言い方だけどあくまでいちファンです)




暗殺教室は原作、アニメ、映画が連動したプロジェクトで、原作者の松井優征先生が全面協力してくださっていたんですよね。

最近実写化が多いですし、必ずしも原作者との折り合いが合うとは限らない中で暗殺教室は恵まれているというか、完成度は高いです。


今回の卒業編はキャストが先に結末を知った上で撮影したと。

ということは、キャストの皆さんは原作を読んでいない。
自分の判断で、オリジナルで演じていた、ということになります。

それを踏まえて観るとなんだか凄いと思ってしまった。
特にラストの方のシーン、3年E組の生徒達の表情。

この生徒は涙を流す。
この生徒は静かに項垂れる。

業は。茅野は。渚は。

それぞれの役者さんがその役になり切って演じたシーンは必見です。

私は業の表情にやられました。

渚も原作のシーンと連動して思い出すと、なんだか。あぁ山田くん、あなたしか渚は演じられない。



他のシーンでも頭おかしくなるくらい泣きました。まさに涙腺崩壊。



最後のエンドロール。
せんせーションズが歌う主題歌「さよならセンセーション」が流れます。

それまで何度も聴いていた筈なのに、映画を見終わってエンドロールでその曲を聴いたらまた違いました。



“ 君が僕に教えてくれたんだ

  そして今君を越えてくから

  ずっと見てて ”



この歌詞を聴いた途端、また涙が流れました。

映画を見ると、この言葉はすごく深いです。


良い歌ださよならセンセーション。触手のダンスキモカワイイとか言ってごめんね。

ファルコンJr.の優しい声に理性が崩れたと言っても過言ではないですが_(:3 」∠)_




なんか良いところ多すぎてまとまんねぇや。
どうしようね。




山田くん初主演映画となった「映画 暗殺教室シリーズ」。

JUMPファンとして俳優・山田涼介の凄さと無限の可能性を実感し、
原作ファンとして満足のいく完成度で、

笑って泣ける、本当に素敵な作品でした。


暗殺教室は絶対に映画館で観ることをオススメします!



私は2回目行く予定が決定したので今度はハンカチ…じゃなくてバスタオル持って行きます。






あぁ渚カエ…(まだ言ってる)