僕らのごはんは明日で待ってる 映画リレー第一走者
気づいたら2017年になってました。
Hey!Say!JUMPもデビュー10年目の節目の年。応援し始めての月日は本当にあっという間で、それだけファンを楽しませてくれているJUMPに日々感謝Thank you世界のどこにいても\(^o^)/
今年はきっとド派手にいろんなことやってくれるんじゃないかと期待しつつ、JUMPに期待していることは他にもあります。
そう、今年は映画Yearです!!
だってそうでしょ、今年JUMPメンバー出演する映画6本もあるんですよ。
JUMPファンになってから邦画もよく観るようになって、JUMPがスクリーンの中で演技してるのを観るのはどんな作品でもめちゃくちゃワクワクするんです。
気合い入れてポイントカードまで作って気持ち的に映画館に住み着いてやろうかというほどの勢いです(無理)
この先長くなりますが、めんどくせッ!て方はここで読むの止めといてください(笑)
というわけで前フリが長くなりましたが、JUMP銀幕リレーのトップバッターは裕翔くんの「僕らのごはんは明日で待ってる」。
先日観てきました。
Twitterでの私をご存知の方は分かると思いますが、JUMPの恋愛モノには異常なまでに反応する私がこの作品楽しみじゃないわけがなかった。
私はJUMPが出演する作品に原作があった場合は基本的に予習してから行くタイプなので、ぼくごはの原作小説も読んでから映画館に行きました。
瀬尾まいこさん著「僕らのごはんは明日で待ってる」
同じ著者の「幸福の食卓」などの小説も過去に実写化されました。
原作を読んだ段階で最初の物語の印象とは大分違っていて、良い意味で裏切られました。
恋愛メインだし、「ごはん」とか言うくらいだからほのぼのした話かなって。
全然そんなことなかった。穏やかだけど、切なさが最後に残る。そんな物語でした。
映画もすごく原作に忠実で、話の流れや印象的なシーンはしっかり再現されていて。
原作を読んでから観るか、なにも予習せず観るかっていうのは人それぞれだしどっちにも良さがあると思います。
でも私はJUMPのメンバーに思い入れがあるからこそ余計に、彼らの演技を楽しむために話を頭に入れてから行くことにしてます。
原作でのこのシーンを彼はどうやって演じるんだろう。あぁ、こんな表情で演じるんだって、それを確かめるだけでも楽しい。1500円の価値はある(大学生料金)。
別にファンでも何でもなかったら話を新鮮に楽しめただろうけど、どうせ今さら一般人の感覚としては観れないのでね(笑)
感情移入しちゃうんで、無駄に。
この小説は葉山亮太(中島裕翔)と上村小春(新木優子)の台詞の表現が独特で印象的。小説を読んで記憶に残ってた台詞も映画で使われてました。
小説でも感じていたけど、ヒロインである小春がなんていじらしいんだと思いました。
ポジティブだしあっさりしてるし、基本的に泣かないし相手に自分の本質的な部分を見せることをめんどくさがる。主人公の亮太に対しても最初はそうで。
亮太は自分が抱えていた辛さから抜け出させてくれた小春の存在がどんどん大きくなって、7年という月日の中で一番大切なものになる。
大切な存在だからこそ亮太は小春を知ろうとするし、小春は亮太に知られたくないと思う。そんなすれ違いがもどかしくて。
「私、人の85倍母性本能があるんだ」
「身体って便利。抱きしめておけば、ちゃんと葉山君のこと思ってるってことぐらいは伝えられるでしょ」
「家族を作るチャンスはだいたい2回あるでしょ?―私、2回目のチャンスにかけてるんだ」
小説でも映画でも同じ台詞があって、小春の台詞はどれも印象的。後に思い出してすごく切なくなるんです。
新木優子ちゃんの声ってすごく落ち着きがあって、高すぎず低すぎないし声の張りもしっかりしてるから台詞が記憶に残るのかな。素敵な声してます。
何から何まで小春のイメージ通りでした。明るさの中にちらりと見える弱さとか、自分をさらけ出すときにちょっと恥ずかしがる顔とか見てるこっちもきゅんとした。
美山加恋ちゃん演じる鈴原えみりももちろん女の子らしくて可愛いんですけど、普段強がるくせに本当は弱い小春にグッと来ますよね。私単純だからそういうのに弱い。
加えてあの太陽みたいに明るい笑顔。口角がめちゃ可愛いんすよ。
すごく可愛いなと思ったシーンは、手作りのフライドチキンを亮太に食べてもらうシーン。
あのシーンは全体的に大好きだけど、亮太が食べる所を楽しそうに頬杖ついて顔を揺らしてる小春がものスッゴい可愛い。私がしたらウザくて食べる気なくすわ。
JUMPと共演した可愛い人をすぐ好きになる悪いクセがある私ですが、優子ちゃんももちろん例外でなく大好きになりました。今後も全力で応援します!
あとビジュアル面でも裕翔くんとお似合いの女性暫定一位ですまじで。モデル体型美男美女カップルで非の打ち所がありません。
裕翔くんに対して、「人をいじってくるところがあるけどそれは心を許されてるんだなって、嬉しかった(ニュアンス)」と言ってくれてて。まんま広い心の持ち主というか、ポジティブな解釈ができるところも小春っぽいなぁと思いつつ。
それに対して「誰にでもする訳じゃないけどね」って言った裕翔くん、それ物凄い殺し文句では…?え?遠回しに告ってんの?
さりげなく裕翔くんが優子ちゃんを呼び捨てしたという事実もあるので妄想が止まりません。どうしてくれるんだ(知らんがな)
でもそうやって距離が縮まってるおかげで映画の中の二人はすごく素敵な恋人で、惹き込まれました。裕翔くんと優子ちゃんの距離感は演技に必要だったんだなって思います。
「人を好きになるのが怖いんだ」
最初から好きにならなければ、後に辛い思いしなくて済むのに。
という意味合いでの亮太の台詞です。
すごく共感する。亮太は人間の闇に目を逸らさずに生きてる感じがした。向き合うのが辛いことにも向き合ってて。
印象的だったのは、屋上の双眼鏡を覗いてたら病院の屋上にいる小春を見つけるシーン。映画オリジナルのシーンです。
小春の弱い部分を、やっと見つけることができた亮太の表情が好きです。
双眼鏡の時間制限で見れなくなった時に必死に小銭を出して。
その後もネクタイ道に脱ぎ捨てちゃうわカーネルさん持って走るわでかなりぶっ飛んでるんですけど、その余裕のなさが亮太のキャラクターにしては新鮮で。
本当に小春が好きなんだという想いが伝わる描写が愛に溢れてて素敵でした。
裕翔くんの演技を見て最近思うことは、きっともし自分がJUMPファンじゃなくて裕翔くんのことを対して知らなかったらもっとその演技の上手さに引き込まれてる可能性があるなということです。
先程も少し書いたことですが、裕翔くんに対しては特にそう思います。
普段からバラエティやコンサート、アイドルやモデルとしての顔、さらにいえば他の役柄を演じてる裕翔くんを過去に観てきたからこそ本人と役の違いがわかるし、「中島裕翔」が「他の役」を工夫して演じてることがよくわかる。
それを分かってるファンの私でさえもすごく自然に感じる裕翔くんの演技って、きっと一般の人にはもっと届いてるんじゃないかって。何気なく作品を観てる人の心に届く演技が、裕翔くんの魅力かなぁと。素人が何言ってんだって感じですけどね。
それは多分「あの人演技が上手だった」って印象よりも、「あの人、すごく自然だった」って思わせる魅せ方で。
山田くんは演技で衝撃を与える人で、裕翔くんは演技で共感を得る人。勝手にそう思ってます。
少女漫画特有の明るさもなければ時空を越えたり特殊能力がある登場人物がいるわけでもないけれど、普通に代わり映えなく生きている自分の身に、明日にでも起こりそうな残酷な恐怖が描かれてます。それがすごく怖くなった。
怖くて仕方ない時、どうすればいいか分からないときに側にいてくれる人。亮太と小春がお互いを必要としてる描写に心が暖かくなる。そんな存在がいることが羨ましくなりました。
家族がいる、できることの奇跡。穏やかすぎる話の流れの中だから一際そのメッセージ性を強く感じた作品でした。
今後も裕翔くんと優子ちゃんの活躍が心の底から楽しみです!
映画リレー第一走者は裕翔くん!安定した演技での素晴らしいスタートな気がします。
バトンタッチは伊野尾くんの「ピーチガール」!
ギエェ楽しみすぎる。変な声出た。
とりあえずケンタッキー食べたい。